武家屋敷をリフォーム
2024.09 リフォームで新たな家族スタイルを
歴史ある柳川に残る武家屋敷
柳川市は、江戸時代以前から柳川城を中心に栄えてきた街ですので、武家が所有していたとされる武家屋敷が数軒残っています。今回は、そのうちの1軒で、武家の分家にあたる建物をリフォームさせていただ施工を紹介させていただきます。
明治期の建物
リフォーム中に出てきた屋根裏にある棟札(むねふだ)には、「大正10年 10月8日2階改築記念」と書かれてあるため、建物自体は明治期に建てられたものと言われています。主なリフォ ームは、玄関、浴室、トイレ、台所など大規模なものとはなりましたが、明治期から残る趣のある飾りや建具を大切にしながらの施工となりました。
2024.09
リフォームで新たな家族スタイルを
歴史ある柳川に残る武家屋敷
柳川市は、江戸時代以前から柳川城を中心に栄えてきた街ですので、武家が所有していたとされる武家屋敷が数軒残っています。今回は、そのうちの1軒で、武家の分家にあたる建物をリフォームさせていただ施工を紹介させていただきます。
明治期の建物
リフォーム中に出てきた屋根裏にある棟札(むねふだ)には、「大正10年 10月8日2階改築記念」と書かれてあるため、建物自体は明治期に建てられたものと言われています。主なリフォ ームは、玄関、浴室、トイレ、台所など大規模なものとはなりましたが、明治期から残る趣のある飾りや建具を大切にしながらの施工となりました。
土壁漆喰の効果
大切にしたのは、飾りや建具だけではありません。建物自体の壁も自然素材で作られた土壁漆喰を活かすことにしました。
主原料が土なので、耐火性や断熱性に優れていますし、室内の湿度が高い時は水分を吸収、乾燥していればその水分を室内に放出する調湿効果があると言われています。こうした湿度を調整する効果があるため、カビやダニの発生を抑えることができます。他にも、脱臭や化学物質を吸着し、空気をキレイにするとも言われいます。
耐用年数が長い
土壁漆喰は、現在一般的な外壁材と比べると耐用年数が長いとされています。その分、エ期も長く施工料金も外壁材よりも高くなりますが、定期的なメンテナンスも必要です。
土壁漆喰の効果
大切にしたのは、飾りや建具だけではありません。建物自体の壁も自然素材で作られた土壁漆喰を活かすことにしました。
主原料が土なので、耐火性や断熱性に優れていますし、室内の湿度が高い時は水分を吸収、乾燥していればその水分を室内に放出する調湿効果があると言われています。こうした湿度を調整する効果があるため、カビやダニの発生を抑えることができます。他にも、脱臭や化学物質を吸着し、空気をキレイにするとも言われいます。
耐用年数が長い
土壁漆喰は、現在一般的な外壁材と比べると耐用年数が長いとされています。その分、エ期も長く施工料金も外壁材よりも高くなりますが、定期的なメンテナンスも必要です。
家全体のバランスを整える
家の傾きもなおしています。どうしても長い年月で、地盤や建築材の影響を受け、家全体が傾いてしまいます。柱の長さを調節したり、床を張り替えて、調整させていただきました。これで明治期に建てられた家はまた、快適に暮らせるようになったのだと思います。
家族スタイルに合わせて
この建物は、持ち主の方が「他の方にご活用いただけないだろうか」と相談されている物件でした。しかし、近くに住む親を見ながら過ごせるのでと、持ち主のご家族 が住まわれることになりました。
リフォームの時期は様々です。老朽化したり、メンテナンスの時期以外にも、「家族が増えるから」、「子どもが成長したから」などの新たな家族スタイルの時にもリフォームがオススメです。